IEC/TC 3国内委員会

国際標準化ユニット

IEC/TC 3(情報構造及び要素,識別及びマーキング原則,ドキュメンテーション及び図記号)国内委員会

(1)最近の動向


2017-03-07: データベース形式出版 電気用図記号規格IEC 60617日本語版の更新
概要:IEC 60617:2012 DB(データベース形式の規格)には電気・電子及び関連技術分野の電気用図記号が納められている。IEC は 英語,フランス語に加えてIEC 60617 の日本語,フィンランド語,デンマーク語版(一部)も提供している。各国語版のメンテナンスはそれぞれの国内委員会が責任をもつ。

IEC 60617電気用図記号の内容:図記号要素,限定図記号及びその他の一般用途図記号; 導体及び接続部品; 基礎受動部品; 半導体及び電子管; 電気エネルギーの発生及び変換; 開閉装置,制御装置及び保護装置; 計器,ランプ及び信号装置; 電気通信-伝送,交換機器及び周辺機器; 建築設備及び地図上の設備を示す設置平面図及び線図; 二値論理素子; アナログ素子及びハイブリッド素子
備考1:IEC 60617は連続メンテナンスとなっている。
備考2: 2017年2月にEPS形式の図記号が新たに追加登録された(これまでの図記号はGIF形式のみであった。このEPS形式の図記号はJIS C 0617ハンドブック(2012)発行時に作成したもので,日本国内委員会からIECに提供された)。その結果,高品質の図記号データがダウンロード可能になっている。また,図記号検索結果の表示に改良(サムネイル表示)が加えられ,よりユーザーフレンドリーなデータベースとなっている。


2017-03-07: 使用説明の作成-構成,内容及び表示方法-第1部:一般原則及び詳細要求事項
概要:ソフトウェア,塗料缶から大規模で高度に複雑な製品,例えば,大型工業機械,プラント又は建物など一括請負契約まで,あらゆる種類の製品を利用するユーザにとって必要となる様々な”製品の使用説明“に関する一般原則及び要求事項を規定する。この第2版は2012年に発行された第1版を置き換えるもので,長大な内容をスリム化し,様々な使用説明に共通的な事項だけを取り上げ,よりコンパクトで読み易い内容に改訂中である。
備考: IEC 82079-1 Ed. 2.0を作業中(2CD(Second Committee Draft)回付中)。また,今回の改訂に合わせ,タイトルを変更予定。改訂前の国際規格に対応するJISは,JIS C 0457 (IEC 62079:2001 IDT, identical(一致))。


2017-03-07: 電気用図記号―IEC 60617 へ標準化する際のデザイン指針
概要:電気用図記号IEC 60617へ標準化する際の図記号のデザイン指針と基本原則。作成にあったてのコンセプト(形状,限定図記号),作成のためのグリッド,作成プロセス,電気用図記号の要求事項(線の太さ,種類,スペース,ノード,位置,終点,レファレンスポイント,テキスト)など。
備考: IEC/TS 63064 Ed. 1 を作業中。


2016-09-28: マンマシンインタフェース,マーキング及び識別の基本及び安全原則 ― 機器の端子,電線端末及び導体の識別法
概要:抵抗器,ヒューズ,リレー,接触器,変圧器,回転機などのような電気機器の端子の識別及び表示,また,識別指定された電線端末の識別並びに直流回路の色による識別に適用する。IECガイド104及びISO/IECガイド51に準拠した基本安全規格で,他の専門委員会がそれぞれに規格を開発する際の使用が意図されている。
備考:3/1250/CD, IEC 60445 Ed. 6.0 を作業中(CDVはCommittee Draft for Voteの略)。JIS C 0445:1999 (IEC 60445:1988 Ed.2 IDT)。


2016-09-28: 工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品-構造化原理及び参照指定-第2部:オブジェクトの分類(クラス)及び分類コード
概要:IEC及びISOが合同で発行するIEC 81346規格群の第2部は,参照指定及び基本形指定に使うオブジェクトに対する,定義済みのクラス及び関連した分類コードを規定する。この分類体系は,あらゆる技術分野及びあらゆる工業分野のオブジェクトに適用可能である。
備考:3/1224/CD, IEC 81346-2 Ed. 2.0を作業中。 JIS C 0452-2 (IEC 61346-2:2000 IDT)。


2015-05-01:産業システム,設備及び装置,並びに産業製品―第1部:信号指定
概要:IEC 61175シリーズの第1部で,信号及び信号接続を識別する指定に関する規則を規定する。これには電源の指定を含む。この規格は産業システム,設備及び装置,並びに産業製品内のあらゆる種類の信号に適用する。信号が担う情報の観点を扱うが,その物理的実装は扱わない。
備考:IEC 61175-1 Ed. 1 (2015) を発行(水平規格)


2015-04-16:IEC/TC 3の新スコープがSMBに承認された
概要:IEC/TC 3が旧TC 16が開発した国際規格のメンテナンスを引受けることにともない,従来のスコープの拡張がSMB(標準管理評議会)により承認された。
備考:SMB/5523A/RV(RVはResult of Votingの略)。


 

(2)TC 3国内委員会の紹介
IEC/TC 3に対応する国内委員会です。

TC 3のタイトル:情報構造及び要素,識別及びマーキング原則,ドキュメンテーション及び図記号
TC 3のスコープ:電気電子及び関連分野の次の視点の規格を策定すること。

人間による情報の解釈に関する方法及び規則で次の事項を含む。

  • 技術文書における情報の表現
  • 電気用図記号
  • 機器・装置用図記号
  • 技術文書化及び技術情報交換を目的とした情報モデル,並びにそのモデルの活用の識別
  • 情報モデル構築及び技術文書化並びに技術情報の交換のためのデータ要素の種類及びデータセットの定義

上記には,デバイス,システム又はプラントの全ライフサイクルで要求される情報の定義及び共有を含む。
関連技術委員会及び国際機関と密接に協働して標準化にあたるのが望ましい。

TC 3国内委員会に次の作業部会を設置している。
JWG 16国内作業部会


この作業部会では,IEC/TC 3及びISO/TC 10/SC 1が共同で開発,メンテナンスするプロジェクト82079を推進している(JWGはJoint Working Groupの略)。

 

(3)国内委員会及び国際会議の情報

2016-06-28 H28-1 IEC/TC 3 国内委員会 開催
2016-09-28 H28-2 IEC/TC 3 国内委員会 開催
2017-02-22 H28-3 IEC/TC 3 国内委員会 開催
2017-04-26 H29-1 IEC/TC 3 国内委員会 予定
2016-03-22 H27-7 IEC/TC 3/JWG 16国内作業部会 開催
2016-08-26 H28-1 IEC/TC 3/JWG 16国内作業部会 開催
2016-09-20 H28-2 IEC/TC 3/JWG 16国内作業部会 開催
2016-12-21 H28-3 IEC/TC 3/JWG 16国内作業部会 開催
2017-03-08 H28-4 IEC/TC 3/JWG 16国内作業部会 開催
2017-04-13 H29-1 IEC/TC 3/JWG 16国内作業部会 予定
2016-07-14~15 MT 60617(東京,日本)開催,日本から7名出席
2016-08-09~10 MT 81346(トロンハイム,ノルウェー)開催,日本から1名派遣
2016-10-14~21 TC 3全体会議(パリ,フランス)開催,日本から5名派遣
2016-10-31~11/04 JWG16会議(ワシントンDC,USA)開催,日本から2名派遣
2017-01-30~31 MT60617会議(シスタ,スウェーデン)開催,日本から2名派遣

 

(4)TC3委員会へのお問い合わせ