WG1附属資料B W3C勧告の翻訳TRにおける訳語


W3C勧告の翻訳による標準情報(TR)における訳語を, 次の3節に分けて示す。


1. TR X 0008:1999 拡張可能なマーク付け言語 (XML) 1.0

1.1 定義

エラー(error)
この標準情報(TR)が定める規則に対する違反。結果は定義しない。適合するソフトウェアは,エラーを検出して報告してもよく,エラーから回復してもよい。
致命的エラー(fatal error)
適合するXMLプロセサが検出し,アプリケーションに報告しなければならないエラー。プロセサは,致命的エラーを発見したあとも,それ以降のエラーを探すためにデータ処理を続行し,見つかったエラーをアプリケーションに報告してもよい。エラー訂正をサポートするために,プロセサは,処理していないデータ(文字データ及びマーク付けの混在したもの。)を文書から取り出し,アプリケーションに渡してもよい。しかし,プロセサは,致命的エラーを一度でも検出したなら通常の処理を続行してはならない。つまり,プロセサは,文字データ及び文書の論理構造についての情報を,通常の方法でアプリケーションに渡し続けてはならない。
ユーザのオプション指定によっては(at user option)
適合するソフトウエアは,記述されたとおりに振る舞ってもよい(may),又は振る舞わなくてはならない(must)(文章中の助動詞による。)。そのとおりに振る舞う場合は,記述された振舞いを選択又は拒否する手段をユーザに提供しなければならない。
妥当性制約(validity constraint)
すべての妥当な XML文書に適用する規則。妥当性制約の違反は,エラーとする。ユーザのオプション指定によっては,検証を行うXMLプロセサは,このエラーを報告しなければならない。
整形式制約(well-formedness constraint)
すべての整形式のXML文書に適用する規則。整形式制約の違反は致命的エラーとする。
マッチ(match)
a) 文字列又は名前のマッチ 比較する二つの文字列又は名前は,同一でなければならない。ISO/IEC 10646において,複数の表現が可能な文字[例えば,合成形式及び基底文字+発音符(ダイアクリティカルマーク)形式]は,どちらの文字列も同じ表現のときに限り,マッチする。ユーザのオプション指定によっては,プロセサは,その文字を標準形に正規化してもよい。比較のとき ,大文字と小文字との区別をする。
b) 文字列と文法中の規則とのマッチ ある生成規則から生成する言語に,ある文字列が属するとき,この文字列は,この生成規則にマッチするという。
c) 内容と内容モデルとのマッチ ある要素が,制約"要素の妥当性"に示す意味で適合するとき,この要素は,その宣言にマッチするという。
互換性のためには(for compatibility)
XMLの機能であって,XMLがSGMLと互換であることを保証するためだけに導入されるもの。
相互運用性のためには(for interoperability)
拘束力はもたない推奨事項。ISO 8879へのWebSGML適用附属書以前から存在するSGMLプロセサが,XML文書を処理できる可能性を高めるために取り入れるもの。


1.2 解説に示された訳語一覧

原語訳語
well-formed整形式
valid妥当
validity 妥当性
parsed entity 解析対象実体
unparsed entity 解析対象外実体
escape 別扱い
surrogate blocks サロゲートブロック
ideographic 統合漢字
markup マーク付け
left angle bracket 左山括弧
right angle bracket 右山括弧
adaptations annex 適用附属書
root ルート
base character 基底文字
diacritical mark 発音符(初出のとき"ダイアクリティカルマーク"を補う)
composed form 合成形式
validating 妥当性を検証する
content particle 内容素子
mixed content 混合内容
match マッチ
character value 文字番号
byte order mark バイト順マーク
bypass 処理しない
identify 特定する
token トークン
literal リテラル
extenderエクステンダ


1.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル


2. TR X 0011:1998 段階スタイルシート 水準1(CSS1)

2.1 定義

属性(attribute)
HTMLの属性。
著者(author)
HTML文書を作成する人。
ブロックレベル要素(block-level element)
前後に改行をもつ要素。例えば, HTMLにおける'H1'。
描画面(canvas)
UAが描画する面の一部であって,そこに文書を可視化する。
子要素(child element)
SGML[5]用語における下位要素
文脈選択子(contextual selector)
文書構造の中での位置に基づいて要素との一致をとる選択子。文脈選択子は,幾つもの単純選択子から成る。例えば,文脈選択子'H1.initial B'は,二つの単純選択子'H1.initial'及び'B'から成る。
CSS
段階スタイルシート(Cascading Style Sheets)の短縮形。
CSS1
段階スタイルシート水準1(Cascading Style Sheets, level 1)の短縮形。この標準情報(TR)は,ウェブ用の簡単なスタイルシート機構であるCSS1を規定する。
CSS1上位機能(CSS1 advanced features)
この標準情報(TR)には規定されるが,CSS1コア機能には分類されない機能。
CSS1コア機能(CSS1 core features)
すべてのCSS1適合のUA(ユーザエージェント)に必要とされるCSS1の部分。
CSS1パーサ(CSS1 parser)
CSS1スタイルシートを読むUA(ユーザエージェント)。
宣言(declaration)
特性(例えば'font-size')及び対応する値(例えば'12pt')。
設計者(designer)
スタイルシートを設計する者。
文書(document)
HTML文書。
要素(element)
HTMLの要素。
要素型(element type)
SGML[5]用語における共通識別子(generic identifier)。
仮想タグ列(fictional tag sequence)
疑似クラス及び疑似要素の振舞いを記述するツール。
フォントサイズ(font size)
フォントの設計寸法。通常は,フォントのサイズは,ディセンダをもつ最も高さの低い字の下部から, アセンダをもち(オプションとして)ダイアクリティカルマークをもつ最も高さの高い字の上部までの距離に近似的に等しい。
HTML
ハイパテキストマーク付け言語(Hypertext Markup Language)[2]の短縮形であって, SGMLのアプリケーション。
HTML拡張(HTML extension)
多くの場合ある可視的効果をサポートするために,UAベンダが導入するマーク付け。HTML拡張の例として,"BGCOLOR"属性と同様に,"FONT"要素, "CENTER"要素及び"BLINK"要素がある。CSSの目的の一つは,別のHTML拡張を提供することにある。
行内要素(inline element)
前後に改行をもたない要素。例えば, HTMLにおける'STRONG'。
実寸法(intrinsic dimensions)
周囲に無関係に要素そのものによって定義される幅及び高さ。この標準情報(TR)は,すべての置換要素が(置換要素だけが)実寸法となることを前提とする。
親要素(parent element)
SGML[5]の用語における親要素(containing element)
疑似要素(pseudo-element)
構造的な要素ではなく表示上の項目(例えば,要素の最初の行)を指定するために, CSS選択子の中で用いる。
疑似クラス(pseudo-class)
HTMLソースに対する外部情報(例えば, アンカがたどったか否かという事実)を可能にして要素を分類するために, CSS選択子の中で用いる。
特性(property)
CSSによって影響を与えることができるスタイル上のパラメタ。この標準情報(TR)は, 特性及び対応する値のリストを定義する。
読者(reader)
文書を可視化する対象の人。
置換要素(replaced element)
CSSフォーマタだけがその実寸法を知る要素。HTMLにおいては, 'IMG', 'INPUT', 'TEXTAREA', 'SELECT'及び'OBJECT'の各要素が, 置換要素の例になり得る。例えば, 'IMG'要素の内容は, SRC属性が指定する画像によって置換されることが多い。CSS1は, 実寸法を知る方法については規定しない。
規則(rule)
宣言(例えば 'font-family: helvetica')及びその選択子(例えば 'H1')。
選択子(selector)
対応する規則をどの要素に適用するかを特定する文字列。選択子は, 単純選択子(例えば 'H1')であるか, 複数の単純選択子から成る文脈選択子(例えば 'H1 B')であるかのどちらかとする。
SGML
標準一般化マーク付け言語[5]のことであって, HTMLはそのアプリケーションとなる。
単純選択子(simple selector)
要素型及び/又は属性に基づいて要素との一致をとる選択子であり, 文書構造における要素の位置に基づくものではない。単純選択子の一例に, 'H1.initial'がある。
スタイルシート(style sheet)
規則の集まり。
UA
ユーザエージェント(User Agent)の短縮形であって, ウェブブラウザ又はウェブクライアントであることが多い。
ユーザ(user)
読者と同意。
重み(weight)
規則の優先権。


2.2 解説に示された訳語一覧

表2.2.1 主な訳語
原語 訳語
anchor アンカ
border 境界
bottom 下部
box ボックス
canvas 描画面
cascade 段階
common effects よく使う組み効果
conflict 競合
content 内容
core feature コア機能
face 書体
fictional tag sequence 仮想タグ列
font face 書体
font family フォントファミリ
font style フォントスタイル
formatting フォーマット化
Gamma correction ガンマ補正
glyph グリフ
HTML extension HTML拡張
inheritance 継承
initial letter 頭文字
initial character 最初の文字
inline 行内
inner bottom 内下部
inner top 内上部
intrinsic dimension 基本寸法
justify 均等割りする
leading リーディング
left inner edge 左内辺
left outer edge 左外辺
letter
ligature リガチャ
margin 余白
multiple pseudo-element 複数疑似要素
normal face 本文書体
padding パディング
property 特性(font propertyの場合だけ,属性)
pseudo-class 擬似クラス
pseudo-element 擬似要素
render 可視化する
rescale 再スケール化
scaling factor スケール倍率
selector 選択子
shine through 透けて見える
simple selector 単純選択子
small caps スモールキャップ
sort ソートする
specificity 固有性
target anchor 目標アンカ
tokenizer トークン化子
top 上部
type face 書体
typographical items 表示上の項目
visual effects 可視的効果
weight 重み
whitespace 空白

表2.2.2 原規定における用語表記の揺れの訳文での統一表記
原語訳文中での表記
UAUA
User AgentUA
small capsスモールキャップ
small-capsスモールキャップ


2.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル (ver.980810)


3. TR X 0014:1999 同期化マルチメディア統合言語 (SMIL) 1.0

3.1 定義


3.2 解説に示された訳語一覧

原語 訳語
acoustic 聴覚的
associated link 関連付けられたリンク
associating link 関連リンク
audio オーディオ
authoring tool 編集ツール
base URI 基底URI
based document 基底文書
basic layout 基本レイアウト
body element body 要素
body part 本体部
caption track 見出しトラック
clip クリップ
closed-captioning 閉じ見出し
complete media object 完全メディアオブジェクト
contained element 含まれる要素
containing element 含む要素
destination document リンク先文書
discrete media object 離散メディアオブジェク
document body 文書本体
document head 文書ヘッド
embedded document 埋込み文書
hard synchronization 厳密な同期
implied attribute IMPLIED 形属性
locator ロケータ
matching rule 一致化規則
overdub 差替え
playback delay 再生遅延
preference 設定
rating label 格付けラベル
scaling 変倍
single-headed links 単頭リンク
soft synchronization 厳密でない同期
source リンク元
source presentation リンク元プレゼンテーション
traversal たどり
unit qualifier 単位限定子
video clip ビデオクリップ
viewport ビューポート
web ウェブ
z-index zインデクス


3.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル (ver.981215)
原案委員会作業用訳語集ファイル(追加分) (ver.990201)


4. TR X 0019:1999 文書オブジェクトモデル(DOM)水準1 規定

4.1 定義

先祖(ancestor)
任意のノードAの先祖ノードは, 一つの文書の木モデルにおいてAよりも上位の任意のノードとする。 ここで,"上位の"とは,"ルートに向かって"を意味する。
API
APIは,アプリケーションプログラムインタフェースのことで, ある機能をアクセスするために使用する関数又はメソッドの集合とする。
子(child)
は,一つのノードの直接の子孫ノードとする。
クライアントアプリケーション(client application)
(クライアント)アプリケーションは, ホスト実装が提供する文書オブジェクトモデルのプログラムインタフェースを使用し, 役に立つ作業を達成する任意のソフトウェアとする。 クライアントアプリケーションの例に,HTML又はXML文書内のスクリプトがある。
COM
COMは,Microsoftの Component Object Modelのことで, バイナリソフトウェア構成部品からアプリケーションを構築する技術である。
内容モデル(content model)
内容モデルは,子要素に許される型及び子要素の出現する順番を支配する単純な文法とする。 [XML]を参照。
文脈(context)
文脈は,アクセスパタン(又はパス)を指定する。 ただし,アクセスパタンとは, モデルと相互作用する方法を与えるインタフェースの集合とする。 例えば,データノードを結ぶ異なる色の付いた弧をもつモデルを考える。 この場合,文脈とは,そのモデルの全情報の部分表示を可能とするために, モデル上に置かれた色付きアセテート製シートである。
簡便性(convenience)
簡便性メソッドは,一つのオブジェクト上の操作であって, そのオブジェクト上のより基本的な操作から構成されるプログラムによって達成可能なものとする。 簡便性メソッドは,通常は,APIの使用をより簡単・単純にするために, 又は共通操作のより最適化された実装を特定のプログラムが生成可能とするために提供される。 同様の定義が,簡便性特性に対しても成立する。
処理済みモデル(cooked model)
文書をある方法で操作した後でその文書を表現するモデル。 例えば,次の変換を任意に合成すると,処理済みモデルが生成される。
  1. 内部テキスト実体の展開。
  2. 外部実体の展開。
  3. スタイルを指定して生成したテキストによって増強されたモデル。
  4. スタイルを指定しての再順序付けの実行。
  5. スクリプトの実行。
ブラウザは,処理済みモデルへのアクセスだけを提供可能としてもよい。 これに対してエディタは,一つの文書に対して,処理済みモデル又は 初期構造モデル(未処理モデルともいう)へのアクセスを提供してもよい。
CORBA
CORBAは,OMGによるCommon Object Request Broker Architecture(共通オブジェクト要求ブローカ体系)のことである。 この体系は,オブジェクト及びライブラリの集まりであって,これによって, 分散環境での要求・応答の作成及び受信を行うオブジェクトを含むアプリケーションの生成が可能となる。
カーソル(cursor)
カーソルは,ノードのオブジェクト表現とする。 カーソルは,文脈の情報及びそのノードに到達するためにたどる経路の情報を所持してもよい。
データモデル(data model)
データモデルは,データ構造及びそれに含まれるフィールドからなる記述の集まりで, それらを扱う操作及び関数を伴ったものとする。
非推奨(deprecation)
規定の新しい版が発表された場合,古い機能のあるものは,非推奨とすると示されることがある。 この意味は,新しい規格がその機能を使用しないほうがよいとしたこと, 及び現在の版ではサポートされているが,将来の版ではサポートされない 又は利用可能ではないかもしれないことである。
子孫(descendant)
任意のノードAの子孫ノードは,一つの文書の木モデルにおけるAよりも下位の任意のノードとする。 ここで,"上位の"とは,"ルートに向かって"を意味する。
ECMAScript
ECMA-262規格によって 定義されるプログラム言語。 ECMA-262に示されているように,ECMAScriptの元となった技術は, JavaScriptである。 ECMAScript結合において,単語"特性"は,IDL用語"属性"と同じ意味で使用する。
要素(element)
各文書は,一つ以上の要素を含む。 要素の境界は,開始タグ及び終了タグによって区切る。 なお,空要素の場合は,空要素タグによって区切る。 各要素は,名前で識別される型をもつ。属性の集合をもってもよい。 各属性は,名前及び値をもつ [XML]。
イベント伝播(event propagation) 又はイベントバブル化(event bubbling)
これは,一つのイベントが,一つのオブジェクト又は 関係するオブジェクトの集合に影響を与えることができることを示す。 潜在的に影響を受けるオブジェクトはいずれも,(上向きのイベント伝播に関して) そのイベントをブロックし,異なるイベントで置き換えることができる。 その際のイベントは,そのイベントの発生源であるノードからすべての親ノードへの ブロードキャストとなる。
等価性(equivalence)
二つのノードが同じノード型及び同じノード名をもつ場合, その二つのノードは等価とする。 等価なノードがデータを含む場合は,そのデータは同じでなければならない。 等価なノードが属性をもつ場合は, 属性名の集まりは同じであって,名前によって対応する属性は,ノードとして等価でなければならない。 二つのノードが等価であって,その子ノードリストがNodeListオブジェクトとして等価な場合は, その二つのノードは真に等価とする。 この場合,等価な属性の対は,真に等価でなければならない。 二つのNodeListオブジェクトは,同じ長さをもち,インデクスによって対応するノードが真に等価な場合, 等価とする。 二つのNamedNodeMapオブジェクトは,同じ長さをもち, 名前に関する同じ集まりをもち, その対応付けにおいて名前によって対応するノードが真に等価な場合, 等価とする。 二つのDocumentTypeは,ノードとして等価であって,同じ名前をもち, NamedNodeMapオブジェクトとして等価な実体及び属性をもつ場合, 等価とする。
ホスト実装(hosting implementation)
(ホスト)実装は,クライアントアプリケーションが使用可能な DOMインタフェースの実装を提供するソフトウェアモジュールとする。 ホスト実装の例に,ブラウザ,エディタ及び文書リポジトリがある。
HTML
ハイパテキストマーク付け言語(HyperText Markup Language,以降HTML)は, プラットフォーム間で可搬なパイパテキスト文書を作成するために使用する単純なマーク付け言語とする。 HTML文書は,広範囲のアプリケーションにおいて情報を表現するために適切な一般的セマンティクスをもつ SGML文書とする [HTML 3.2] [HTML 4.0]。
IDL
インタフェース定義言語(Interface Definition Language,以降IDL)は, オブジェクト上のアクセス及び操作のためのインタフェースを定義する目的で使用する。 IDLの例に, オブジェクト管理グループ(Object Management Group,以降OMG)のIDLMicrosoftのIDL 及びSunのJava IDLがある。
実装者(implementor)
製品において,APIとして文書オブジェクトモデルをサポートすると主張する,会社,組織及び個人。
継承(inheritance)
オブジェクト指向プログラムにおける,他のクラス(又はインタフェース)のすべてのメソッド及び特性に, 付加的なメソッド及び特性を追加して,新しいクラス(又はインタフェース)を生成する能力。 クラス(又はインタフェース)Dがクラス(又はインタフェース)Bから継承する場合, DはBから派生するという。 Bは,Dに対する基底クラス(又はインタフェース)という。 プログラム言語の中には,多重継承,すなわち,一つ以上のクラス又はインタフェースからの継承,を許すものもある。
初期構造モデル(initial structure model)
原構造モデル(raw structure model)又は未処理モデル(uncooked model)ともいう。 これは,実体展開,生成テキスト,スタイル指定再順序付け又はスクリプトの実行によって修正される前の文書を表現する。 文書に対する"初期構文木"が存在する実装の場合は, 初期構造モデルを"初期構文木"に対応付けさせるかもしれない。 エディタは恐らく初期構造モデルをアクセスしようとするが, 実装によっては, 文書に対する初期構造モデルへのアクセスが提供されないかもしれないことに注意。
インタフェース(interface)
インタフェースは,実装についての情報をもたないメソッドの集合の宣言とする。 インタフェース及び継承をサポートするオブジェクトシステムでは,インタフェースは, 一般に他のインタフェースから継承できる。
言語結合(language binding)
IDL仕様に対するプログラム言語結合は,仕様におけるインタフェースの,与えられた言語に対する実装とする。 例えば,文書オブジェクトモデルのIDL規定に対するJava言語結合は, そのインタフェースが開示する機能を提供する具象Javaクラスを実装する。
メソッド(method)
メソッドは,オブジェクトに関連付けられた操作又は関数であって,オブジェクトのデータを操作することを可能とする。
モデル(model)
モデルは,手元にある情報の実データ表現とする。 その例に,構文構造及び文書に関連付けられたスタイル情報を表現する構造モデル及びスタイルモデルがある。 モデルは,木,有向グラフなどであってよい。
オブジェクトモデル(object model)
オブジェクトモデルは,クラス又はインタフェースを,それらのメンバデータ,メンバ関数 及びクラスの静的な操作と共に記述した集まりとする。
親(parent)
は,一つのノードの直前の先祖のノードとする。
ルートノード(root node)
ルートノードは,いかなる他のノードの子ではない特別なノードとする。 すべての他のノードは,ルートノードの子又は子孫とする [XML]。
兄弟(sibling)
二つのノードが同じ親ノードをもつ場合,それらのノードは兄弟とする。
文字列比較(string comparison)
文字列の一致化を要求された場合,文字列比較は,Unicode 2.0規定の二つの符号位置の列の間で行うものとする。
タグ妥当文書(tag valid document)
文書におけるすべての開始タグ及び終了タグが適切に対応し入れ子になっている場合, その文書はタグ妥当とする。
型妥当文書(type valid document)
文書が明示的なDTDに適合する場合,その文書は型妥当とする。
未処理モデル(uncooked model)
初期構造モデルを参照。
整形式文書(well-formed document)
文書がタグ妥当であり,実体が一つの要素(すなわち,一つの部分木)に限定されている場合, その文書は整形式とする。
XML
拡張可能なマーク付け言語(Extensible Markup Language,XML)は, SGMLの非常に単純な方言で, [XML]において完全に示されている。 その目的は,現在HTMLを用いて可能な方法で,一般的なSGMLのWeb上でのサービス,受信及び処理を可能とすることにある。 XMLは,実装が容易で,SGML及びHTMLの両方と相互運用可能となるために設計された [XML]。


4.2 解説に示された訳語一覧

原語 訳語
accessor アクセサ
action 動作
activate 活性化する
alias 別名(を付ける)
alignment character そろえ文字
arc
augmentation 増強
base URI 基底URI
binary interoperability バイナリ相互運用性
block container ブロックコンテナ
bookmark しおり
bootstrapping ブートストラップ
bullet ビュレット
Bullet style 箇条表示スタイル
canonical 正準な
case-preserving 大文字・小文字を保存する
cast 型変換
cast down キャストダウン
clone クローン
constructor コンストラクタ
convenience property 簡便性特性
cooked model 処理済みモデル
cookie クッキー
cut 切り抜き
deactivate 非活性化する
declared name 宣言名
decorate 装飾する
deep clone 深いクローン化
deprecation 非推奨
DOM Core DOMコア
Dynamic HTML 動的HTML
editing session 編集セション
encompass 包含する
equivalence 等価性
escape 別扱いする
event bubbling イベントバブル化
event propagation イベント伝播
expose 開示する
face 書体
factory ファクトリ
feature 機能
fit in に収まる
fit into 一致する
font face フォント書体
footer フッタ
forest
formal declaration 形式的宣言
fragment 素片
frameset フレームセット
full set 全部の
fundamental interfaces 基礎インタフェース
garbage collection ガベジコレクション
generate 生成する
generic copy constructor 包括的コピーコンストラクタ
geometory 幾何形状
grove グローブ
handler ハンドラ
header ヘッダ
hosting implementation ホスト実装
HTML proccesser HTML処理系
IDL Definition IDL定義
implementor 実装者
inline 行内の
instantiate インスタンス化する
interoperability 相互運用性
intervene 間に差し込む
invalid 妥当でない
invocation 起動
keyboard focus キーボードフォーカス
language binding 言語結合
language-neutral 言語独立
lazily evaluated 遅延評価した
leaf node 葉ノード
legal 文法に合った
lightweight 軽量の
location 位置
lookup ルックアップ
loop construct ループ構造子
map マップ
menu list メニューリスト
meta data profile メタデータのプロファイル
method description メソッド記述
multiple inheritance 多重継承
named node map 名前付きノードマップ
namespace 名前空間
Naming Conventions 命名規則
native 実装固有
negotiation 折衝
non-validating XML processor 妥当性を検証しないXMLプロセサ
normalization 正規化
one-value Value list 単一値の値リスト
ordered collection 順序付き集まり
organize 編成する
out-of-bound 範囲外
override 上書きする
parsed document 構文解析済み文書
parsed entity 解析対象実体
persistently 永続的に
platform-neutral プラットホーム独立
portable 可搬な
predefined entities 定義済み実体
prefix 接頭辞
preorder 先行順
primary access 最初のアクセス
primary datatype 主要データ型
prompt プロンプト
property 特性
radio button ラジオボタン
raw structure model 原構造モデル
readonly 読出し専用
region 区域
render レンダリングする
repository リポジトリ
resolution 解決
response header 応答ヘッダ
retrieval 取得
reverse link 逆方向リンク
scheme スキーム
script statement スクリプト文
serialization 直列化
sibling 兄弟
simulate シミュレートする
skelton document スケルトン文書
snapshot スナップショット
source document ソース文書
string comparison 文字列比較
structural isomorphism 構造同型
subelement 下位要素
subwindow サブウィンドウ
surrogate サロゲート
tabbing order タブ付け順序
tag valid document タグ妥当文書
text field テキスト欄
textual content テキスト表現内容
thread-safety スレッド安全性
track 追跡する
traversal たどり
type valid document 型妥当文書
uncooked model 未処理モデル
underlying 土台となる
unknown 未知の
unordered list 順序なしリスト
unparsed entity 解析対象外実体
user agent ユーザエージェント
version number 版数
vertical 上下方向の
view ビュー
well-formed document 整形式文書
word wrapping ワードラップ


4.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル (ver.990601)


5. TR X 0022:1999 資源記述の枠組み(RDF) モデル及び構文規定

5.1 定義

弧(arc)
グラフ形式における特性の表現。特に,ラベル付き有向グラフにおける辺。
属性(attribute)
オブジェクトの特徴。6.では,この用語は,特定のXML構文要素, すなわち,XMLタグのname="value"の部分を参照する。
要素(element)
この規定で使用する場合,この用語は,特定のXML構文要素, すなわち,対応するXML開始タグとXML終了タグの間の部分を参照する。
リテラル(literal)
RDFで表現される最もプリミティブな値の型。文字列がその典型である。 リテラルの内容は,RDF自体によって解釈されず,付加的なXMLマーク付けを含んでもよい。 RDFモデルが文の主語にリテラルを認めないという点で,リテラルは,資源とは区別される。
節(node)
グラフ形式における,資源又はリテラルの表現。特に,ラベル付有向グラフにおける頂点。
特性(property)
他の資源を記述するために使用する特定の属性で,定義された意味をもつ。 特定の資源に対する特性及びその値を,その資源についての とする。 特性は,その特性で記述可能な資源の型だけでなく,特性に許される値も定義してよい。
資源(resource)
抽象的なオブジェクトで,人間,本などの物理オブジェクト, 又は色,色をもつもののクラスなどの概念オブジェクトのいずれかを表現する。 ウェブページは,通常は物理オブジェクトとみなすが,物理オブジェクトと, 概念オブジェクト又は抽象オブジェクトとの区別は,RDFでは重要でない。 資源は,より大きなオブジェクトの構成要素となることもできる。例えば,資源は, 特定の人間の左手又は文書の特定の段落を表現できる。 この規定で使用する場合,資源という用語は,URIが素片(アンカー)識別子を含まなければ, オブジェクト全体を参照し,素片(アンカー)識別子を含めば, それで名前付けされている特定の部分単位を参照する。
文(statement)
特定の文法に従う表現。特定の資源及び特定の特性(属性)に名前を付け, その資源に対してその特性の値を与える。 より特定して,RDF文 は,この規定で規定するRDF/XML文法を使った文とする。
トリプル(triple)
RDFが使用する文の表現。特性,資源識別子及び特性値だけから,この順序で構成される。


5.2 解説に示された訳語一覧

原語 訳語
arc label 弧ラベル
base schema 基底スキーマ
canonical 正準的な
character ecsaping 文字の別扱い
content negotiation 内容の折衝
dereferencing (ポインタ経由で)参照する
digital library 電子図書館
digital signature 電子署名
directed labelled graph ラベル付き有向グラフ
distributive referent 分散的指示対象
domain neutral 領域非依存
electronic commerce 電子商取引
entity-relationship diagram 実体関連図
equivalence 等価性
escaping mechanism 別扱い機構
formal model 形式モデル
foundation 基盤
fragment 素片
high-order 高次の
incremental modification 増加的修正
in-line 行内
interchange syntax 交換構文
multiple inheritance 多重継承
named arcs 名前付けされた弧
privacy policy プライバシ保護方針
production 生成規則
rating 格付け
reasoning 推論
referent 指示対象
refinement 洗練
regular 正規的
reification 具体化
relation 関係
render レンダリングする
reusability 再利用性
schema スキーマ
serialization syntax 直列化構文
sharability 共有可能性
shorthand 簡略
statement
syntax-neutral 構文非依存の
terminology 用語法
uniform normalization 一様正規化
view ビュー
well-formed 整形式の
wrapper ラッパー


5.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル (ver.990908)


6. TR X 0023:1999 XML名前空間

6.1 定義


6.2 解説に示された訳語一覧

原語 訳語
markup vocabulary マーク付け語い
collision 衝突
namespace 名前空間
namespace constraint 名前空間制約
base URI 基底URI
prefix scoping 接頭辞のスコープ
persistence 永続性
namespace binding 名前空間束縛
prose description 自然言語の記述
traditional 従来の
partition 区画
expanded 展開された
global 大域的


6.3 原案委員会作業用の訳語集

なし


7. TR X 0032:2000 段階スタイルシート 水準2(CSS2)

7.1 定義

スタイルシート (Style sheet)
文書の表示を指定する文の集合。

スタイルシートは, 三つの異なる出展, つまり文書作成者, 利用者, 及び利用者エージェントをもち得る。これらのソースの相互作用は,段階化及び継承の節で記述する。

妥当なスタイルシート (Valid style sheet)
スタイルシートの妥当性は, スタイルシートに使用されるCSSの水準に依存する。 妥当なすべてのCSS1スタイルシートは, 妥当なCSS2スタイルシートとする。しかし, CSS1からの変更の中には,少数のCSS1スタイルシートがCSS2においてわずかに異なるセマンティクスをもつことを意味するものがある。

妥当なCSS2スタイルシートは, CSS2の文法に従って書かれなければならない。さらに,妥当なCSS2スタイルシートは, この規定で定義する@規則,特性名及び特性値だけを含まなければならない。不正な(妥当でない)@規則, 特性名又は特性値は, 妥当でないものとする。

ソース文書 (Source document)
一つ以上のスタイルシートが参照する文書。これは, 文書を要素のツリーとして表現する言語で符号化される。各要素は,要素の型を指定する名前,オプションである数多くの属性, 及び(空のこともある)内容から構成される。
文書言語 (Document language)
HTML又はXMLアプリケーションなどの,ソース文書の符号化言語。
要素 (Element)
(SGML用語,[ISO8879]参照)。 文書言語の主要な構文構成子。 CSSスタイルシート規則のほとんどは,これらの要素の名前(HTMLに関しては"P", "TABLE", "OL"など)を使用して,それらの要素にレンダリング情報を指定する。
置換要素 (Replaced element)
CSSフォーマッタがその実寸法だけを知る要素。 HTMLでは,IMG, INPUT, TEXTAREA, SELECT及びOBJECTの要素が, 置換要素の例であり得る。例えば,IMG要素の内容は,"src"属性が指定する画像によって置換されることが多い。 CSSは, 実寸法をどのように検出するかを規定しない。
実寸法 (Intrinsic dimensions)
環境によって決まるのではなく,要素自体によって定義される幅及び高さ。 CSS2では,すべての置換要素が, そして置換要素だけが, 実寸法で現われるとする。
属性 (Attribute)
要素に関連する値で,名前及び関連する(テキストの)値から構成される。
内容 (Content)
ソース文書の中で要素と関連する内容。すべての要素が内容をもつわけではなく,その場合,要素はと言う。 要素の内容は,テキストを含んでよく,多くの下位要素を包んでもよい。その場合, 要素をそれらの下位要素のと言う。
レンダリングされた内容 (Rendered content)
関連するスタイルシートに従ってレンダリングされた後の要素の内容。 置換要素のレンダリングされる内容は, ソース文書の外からくる。レンダリングされる内容は,HTMLの"alt"属性の値などの要素の代替テキストであってもよく, 箇条記号,番号付けなどの,スタイルシートが暗黙的又は明示的に挿入する項目を含んでもよい。
文書ツリー (Document tree)
ソース文書の中に符号化される要素のツリー。このツリーの各要素は,一つだけの親をもつが, ルート要素は例外であって,親はない。
(Child)
要素Bが要素Aの親である場合に限り,要素Aを要素Bの子と言う。
子孫 (Descendant)
(1) 要素Aが要素Bの子である場合,又は(2) 要素Aが, 要素Bの子孫である要素Cの子である場合のどちらかの場合に,要素Aを要素Bの子孫と言う。
先祖 (Ancestor)
要素Bが要素Aの子孫である場合に限り,要素Aを要素Bの先祖と言う。
兄弟 (Sibling)
要素B及び要素Aが同じ親要素を共有する場合に限り,要素Aを要素Bの兄弟と言う。文書ツリーにおいて, 要素Aが要素Bの前に現われる場合,要素Aを兄とする。 文書ツリーにおいて, 要素Bが要素Aの後に現われる場合は,要素Bを弟とする。
兄要素 (Preceding element)
(1) 要素Aが要素Bの先祖である場合,又は(2) 要素Aが要素Bの兄である場合,及びその場合に限り,要素Aを要素Bの兄要素と言う。
弟要素 (Following element)
要素Bが要素Aの兄要素である場合に限り,要素Aを要素Bの弟要素と言う。
文書作成者 (Author)
文書作成者は,文書及び関連するスタイルシートを書く人である。 作成ツールは, 文書及び関連するスタイルシートを生成する。
利用者 (User)
利用者は,文書及びそれが関連するスタイルシートを閲覧したり,聞いたり,又は別の方法で使用するために,利用者エージェントと対話する人である。利用者は, 個人的な好みを符号化する個人的なスタイルシートを提供してよい。
利用者エージェント(UA) (User agent (UA))
利用者エージェントは,文書言語で書かれた文書を解釈し,この規定の条件に従って 関連するスタイルシートを適用するすべてのプログラムとする。 利用者エージェントは, 文書を表示し,文書を音読し,文書の印刷を指示し,文書を他のフォーマットに変換してもよい。


7.2 解説に示された訳語一覧

原語訳語
@page rule @page規則
absolute positioning 絶対配置
active form field 活性フォームフィールド
active window 活性ウィンドウ
actual font 実フォント
addressing model アドレス付けモデル
adjacent selector 隣接選択子
alternate font 代替フォント
ancestor element 先祖要素
animated voice 動きのある声
anonymous table object 匿名表オブジェクト
ascii art 文字絵
at-keyword @キーワード
atomic 原子的
at-rule @規則
attribute selector 属性選択子
audio rendering 音声レンダリング
auditory icons 聴覚アイコン
Aural Cascading Style Sheet 聴覚段階スタイルシート
aural cue 聴覚キュー
aural rendering model 聴覚レンダリングモデル
author 文書作成者
backslash escape バックスラッシュエスケープ
balloon 吹き出し
base 基数
base font 基準フォント
baseline 基底線
bidirectionality 双方向性
binaural headphone 両耳ヘッドホン
block-level element ブロックレベル要素
blur radius ぼかし範囲
braille tactile feedback device 点字触覚フィードバック装置
browsing ブラウズする
bullet image 箇条記号画像
canvas 描画面
captioned control キャプション制御
carry よく通る
cascading generality 段階の一般性
cascading order 段階順
cell spacing セルスペース空け
collapsing borders model 境界つぶしモデル
color inversion 色反転
color management system 色管理システム
color value 色値
column groups 列集合
combinator 結合子
compatibility zone 互換ゾーン
complex positioning 複合配置
conflict resolution algorithm 競合解決アルゴリズム
content edge 内容辺
crop mark クロップマーク
cross hair 十字線
cross mark クロスマーク
cue property キュー特性
descendant selector 子孫選択子
device gamut 全色域
dithering ディザ化
document language processor 文書言語プロセサ
dominant stem 主要ステム
drop cap ドロップキャップ
dynamic outline 動的輪郭線
em square em平方
embedded object 埋込みオブジェクト
emphasizing element 強調要素
escape sequence エスケープシーケンス
exterior borders 外境界
faux font 擬似フォント
fixed-pitch character grid 固定送り文字の格子
floats 浮動体
font caching フォントキャッシュ
font definition resource フォント定義資源
font encoding table フォント符号化表
font selection mechanism フォント選択機構
font set フォント集合
font specification mechanism フォント規定機構
font stretch フォントストレッチ
font substitution フォント代替
font synthesis フォント合成
font variant フォント異形
forced line break 強制行区切り
forcus outline フォーカス輪郭線
format hint フォーマットヒント
fragment 素片
frameset フレームセット
Gamma Tutorial ガンマチュートリアル
gamut 全域
grads グラッド
graphic environment 図形環境
grid row 格子行
half-leading 半リーディング
handheld devices ハンドヘルド装置
hinting ヒンティング
hourglass 砂時計
inactive link 非活性リンク
inactive window 非活性ウィンドウ
inter-character space 文字間スペース
intonation contour 抑揚輪郭
juxtaposition 並置
language proper 言語適正
leading リーディング
lexical scanner 字句スキャナ
Lex-style regular expressions Lexスタイル正規表現
locally installed font 局所インストールフォント
look and feel 外観及び感覚
lookup table 照合テーブル
mark-up trick マーク付けトリック
master outline 主輪郭線
matching criteria 一致化規準
media group メディアグループ
metric information メトリク情報
minimum audible volume level 最小可聴音量レベル
missing character 欠落文字
monochrome モノクローム
mutable font 可変フォント
mutation axis 変化軸
navigate ナビゲートする
non-inherited property 非継承特性
non-textual entity 非テキスト実体
opening brace 開き括弧
padding edge パディング辺
page breaks 改ページ
paged braille printers ページ付けした点字プリンタ
panner パナー
PANOSE classification metrics PANOSE分類メトリク
pattern matching rules パタン一致化規則
perceived pitch 知覚ピッチ
pixel density 画素密度
pointing device ポインティング装置
pop up ポップアップする
precedence rules 優先規則
preceding element 先行要素
prose 説明
proxy cache プロキシキャッシュ
pseudo-class transition 擬似クラス遷移
reflow 再流し込み
rendering surface レンダリング面
reordering 並べ替え
reparsing 再構文解析
replication restriction 複製制限
resolution 解像度
row and column span 行及び列の差渡し
run-in box ランインボックス
scalable font object 変倍フォントオブジェクト
self-nesting 自己入れ子
separated borders model 分離境界モデル
serifed endings セリフ付き末尾
shadow effect 影効果
shorthand property 簡略記述特性
side bearing サイドベアリング
sidebar 側線
slant 斜体(化する)
slanted 斜体の
sound
sound surround 音場
spatial audio 三次元オーディオ
spatial azimuth 空間方向
speaking property 読上げ特性
speech property 音声特性
stacking context スタック文脈
stressed language アクセント言語
style-enhanced document スタイル強化文書
system color システム色
table layer 表層
target media type 対象メディア型
tile タイル状に敷き詰める
transparency 透明シート
trust management technology 信頼性管理技術
type selector 型選択子
typeface 書体
typesetting 植字
typographic control 活字制御
unicameral 活字ケースが一種類存在する
unified ideographs 統合漢字
Uniform Resource Identifiers 統一資源識別子
Uniform Resource Locator 統一資源ロケータ
Uniform Resource Name 統一資源名
vertical stroke angle 上下ストローク角度
viewport 表示域
visibility 可視性
visual media group 視覚メディアグループ
voice characteristic property 声特徴特性
volume property 音量特性
webmaster ウェブマスタ
writing system 筆記体系


7.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル (ver.2k1102)


8. TR X 0033:2000 ハイパテキストマーク付け言語 (HTML) 4.0

8.1 定義

HTML文書 (HTML document)
HTML文書は, この標準情報(TR)の制約に適合するSGML文書とする。
文書作成者 (Author)
文書作成者は,HTML文書を書く又は生成する人又はプログラムとする。 文書作成ツールは,文書作成者の特殊ケースであり,HTMLを生成するプログラムになる。

文書作成者がこの標準情報(TR)によって定義される他のDTDよりは 厳密DTDに適合する文書を書くことを勧告する。 HTML4.0で定義されるDTDの詳細については, 版情報 を参照のこと。

利用者 (User)
利用者は,レンダリングされたHTML文書を見たり聞いたり, 又はそれ以外の方法で使用するために, 利用者エージェントと相互に作用する人とする。
HTML利用者エージェント (HTML user agent)
HTML利用者エージェントは,HTML文書を解釈するあらゆる装置とする。 利用者エージェントは, 視覚的ブラウザ(テキストだけのブラウザ及び図形ブラウザ),非視覚的ブラウザ(音声ブラウザ, 点字ブラウザ),検索ロボット,プロキシなどを含む。

HTML4.0に適合する利用者エージェント は,この標準情報(TR)で示される必須条件("しなければならない")を遵守する。必須条件は, 次を含む。

エラー条件 (Error conditions)
この標準情報(TR)は,適合する利用者エージェントが一般的な エラー条件 を扱う方法, つまりこの標準情報(TR)で規定されない要素,属性,属性値又は実体が現れると利用者エージェントはどのように振る舞うか, を定義しない。

しかし,エラーを扱う振る舞いの勧告については, 妥当でない文書に関する備考 を参照されたい。

推奨しない (Deprecated)
推奨しない要素又は属性は,もっと新しい構成子によって時代遅れになっている。 推奨しない要素は, 適正な位置の参照マニュアルの中で定義されるが,推奨しない とはっきりマーク付けされている。推奨しない要素は, HTMLの今後の版で廃止してよい。

利用者エージェントは,下位互換性のために,推奨しない要素 のサポートを続けるほうがよい。

要素及び属性の定義は, どれが推奨されないかを明確に示す。

この標準情報(TR)は,推奨しない要素の使用を回避する方法を示す例を含む。 ほとんどの場合,これらは, スタイルシートに関する利用者エージェントのサポートに依存する。一般に,文書作成者は,HTMLの表示属性ではなく,スタイルシートを用いてスタイルの効果及びフォーマット付けの効果を達成することが望ましい。HTMLの表示属性は,スタイルシートの代替(例えば, [CSS1]を参照)が存在する場合には, これまでも推奨されていない。

廃止した (Obsolete)
廃止した要素又は属性は,利用者エージェントによるサポートの保証がないものとする。 廃止した要素は, この標準情報(TR)ではもう定義しないが, 履歴の目的で参照マニュアルの変更の節にリストされている。


8.2 解説に示された訳語一覧

原語 訳語
active document 活性文書
adapted phone 多機能電話
administrator 管理者
alignment property 配置特性
annotate 注釈をつける
audio 音声
base path 基底パス
bidirectional text 双方向テキスト
block-level ブロックレベル
body section ボディ部
bookmark ブックマーク
border 枠線
boundary 境界
braille tactile feedback device 点字触覚のフィードバック装置
browse 閲覧する
canvas 描画面
cascading 段階化
cell basis セルベース
clear text 平文テキスト
close delimiter 閉じ区切り子
codebase コードベース
codepoint コードポイント
coherent linear document 一貫性のある線形文書
compact document 縮小文書
dereference 参照解除する
deselect 選択解除する
destination medium リンク先メディア
dialogue 対話
document validation 文書妥当性検査
dummy text ダミーテキスト
embedded direction changes 埋込み方向変更
embedding object 埋込みオブジェクト
enclosed text 囲みテキスト
enclosing element 囲み要素
executable code 実行可能コード
explicit directionalty 明示的方向性
external resource 外部資源
external style sheet 外部スタイルシート
fixed-pitch character grid 固定ピッチ文字格子
flush left 左揃え
focus 注目点
foot section フット部分
foreign data 外部データ
form data set フォームデータ集合
forward link 順方向リンク
frameset document フレーム集合文書
global structure 大域的構造
gradient グラディエント
head section ヘッド部
header field ヘッダフィールド
hyphenation routine ハイフン付けルーチン
image resource 画像資源
incremental rendering 増加的レンダリング
inflection 抑揚
interactibity 対話性
interoperability 相互運用性
intrinsic event attribute 組込みイベント属性
joining control 結合制御
joining letter 結合文字
language-sensitive 言語依存性
leap second うるう(閏)秒
legal value 正当な値
legend 説明
legibility 読み易さ
line style 線種
list box リストボックス
local cache 局所キャッシュ
loose DTD 不正確DTD
mailto URI メール先URI
markup-significant character マーク付けが有効な文字
mirrored character glyph 鏡像化文字グリフ
new line 改行
open delimiter 開き区切り子
phonemic 音素の
primary language 一次言語
print preview mode 印刷プレビューモード
proprietary HTML extensions 独自のHTML拡張
region-defining element 領域定義要素
registry レジストリ
relational operator 関係演算子
relative URI 相対URI
Resource Description Language 資源記述言語
retrieval 検索
reverse link 逆方向リンク
reverse video 逆方向ビデオ
right-to-left 左向き
screen flicker 画面明滅
script engine スクリプトエンジン
scripting language スクリプト言語
search-engine indexer 検索エンジンインデクサ
security protection 安全性保護
serialized representation 直列化表示
SGML construct SGML構成子
SGML token SGMLトークン
shorthand markup 速記マーク付け
smart form スマートフォーム
sound clip サウンドクリップ
source リンク元
source document 入力文書
special entities 特殊実体
speech synthesizer 音声合成器
standard marked-up text 標準マーク付けテキスト
standard pixel 標準画素
static banner 静的バナー
string matching 文字列の一致
subwindow サブウィンドウ
successful control 正常制御
tabbing navigation タブナビゲーション
tabindex タブインデクス
table border 表枠線
target media ターゲットメディア
target semantics ターゲットセマンティクス
text accompany image テキスト添付画像
text direction テキスト方向
trailing white space 末尾の空白
transaction トランザクション
transitional document type definition 過渡的な文書型定義
unmodifable text 変更不可のテキスト
video clip ビデオクリップ
visual browser 視覚的ブラウザ


8.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル (ver.2k1102)


9. TR X 0037:2001 拡張可能なハイパテキストマーク付け言語 XHTML 1.0

9.1 定義

属性(attribute)
属性は,DTDで宣言される要素に対するパラメタとする。属性の型及び値の範囲は,可能なデフォルト値を含めて,DTDの中で定義される。
DTD(Document Type Definition)
DTD,つまり文書型定義は,XMLのマーク付け宣言の集まりであって,全体として,そのDTDに適合する文書で使用できる文法に合った構造,要素及び属性を定義する。
文書(document)
文書は,データのストリームであって,それが参照する他のストリームと結合した後,関連するDTDで定義されるとおりに編成された要素の内部に含まれる情報を保持するように構造化される。さらに多くの情報を入手したい場合は,文書適合性を参照すること。
要素(element)
要素は,DTDで宣言される文書の構造化単位とする。要素の内容モデルはDTDで定義されるが,付加的なセマンティクスが要素の説明的記述で定義されてもよい。
機能実装(facility)
機能性には,要素属性,並びにそれらの要素及び属性と関連付けられるセマンティクスが含まれる。その機能性をサポートする実装を,必要な機能実装を提供するという。
実装(implementation)
実装は,機能実装の集まり及びこの規定をサポートするサービスを提供するシステムとする。さらに多くの情報を入手したい場合は,利用者エージェント適合性を参照すること。
構文解析(parsing)
構文解析は,文書を走査し,文書内に含まれる情報を,その情報が構造化される要素の文脈へとフィルタリングする行為とする。
レンダリング(rendering)
レンダリングは,文書の中にある情報を提示する行為とする。この提示は,環境に最適な形式で(例えば, 聴覚的に,視覚的に,印刷の上で)行われる。
利用者エージェント(user agent)
利用者エージェントは,XHTML文書を検索し処理する実装とする。さらに多くの情報を入手したい場合は,利用者エージェント適合性を参照すること。
妥当性検証(validation)
妥当性検証は,文書を関連するDTDに照らして検証し,構造,要素の使用及び属性の使用が,DTDにおける定義と矛盾しないことを確認する処理とする。
整形式の(well-formed)
文書が,XML 1.0勧告[XML]2.1で定義される規則に従って構造化されているとき, 文書が整形式であるとする。基本的には,この定義は,開始タグ及び終了タグによって区切られる要素が,互いに適切に入れ子になることを示す。


9.2 解説に示された訳語一覧

表9.2.1 類似用語又は同じ用語の訳し分け

原語 訳語 備考
facility 機能定義
feature 機能
functionality 機能性
script スクリプト スクリプト言語などの意味
script 文字列 単なる文字の連なりの意味

表9.2.2 主な訳語

原語 訳語
attribute minimization属性最小化
'classic' HTML 4'従来の'HTML4
embedded style sheet埋込みスタイルシート
encoding attribute specification符号化属性指定
form feed改ページ
formal public identifier公式公開識別子
generic XML共通XML
grammatical word boundaries文法上の語境界
hand held deviceハンドヘルド装置
heterogeneity異種性
HTML Working Group charterHTML作業グループ規約
internet media typeインタネットメディア型
inter-word space語間スペース
line feed改行
local system convention局所システム規約
meta http-equiv statementhttp-equivメタ文
migrate移行する
minimized form最小化形式
non-empty element非空要素
overlapping重なり
parse tree解析木
platformプラットフォーム
practice作法
processing instruction処理命令
production生成規則
programming practiceプログラミング作成
prose description説明的記述
public identifier公開識別子
reformulation再定式化
renditionレンダリング
SGML Open CatalogSGML公開カタログ
structuring unit構造化の単位
suitability適切さ
unterminated element終端していない要素
validate妥当性を検証する
validation妥当性検証
well-formedness整形式性
whitespace handling空白処理
wrap包み込む
zero-width spaceゼロ幅スペース


9.3 原案委員会作業用の訳語集

原案委員会作業用訳語集ファイル (ver.2k1030)