国内の標準化

ISOマネジメントシステム

リスクマネジメントの標準化


2.国内の標準化

1995年1月に発生した阪神・淡路大震災を契機として、日本では、危機管理システム開発の検討が開始され、2001年3月にJIS Q 2001(リスクマネジメントシステム構築の指針)として発行されました。一方、ISO(国際標準化機構)では、リスクマネジメント規格であるISO 31000の開発、及びリスクマネジメント関連用語集であるISO/IECガイド73の改正が行われました。

★ IEC/SMB(標準管理評議会)の決定によりIECロゴが外れISO単独ロゴとなることになった。

JIS Q 2001では、リスクの管理のほか、緊急事態の対応及び復旧についても記述がありましたが、ISO 31000では、リスクを組織運用の一部として管理することに重点が置かれています。ただし、ISO 31000の内容は、JIS Q 2001の内容を否定するものではありません。

日本ではこれを受け、リスクマネジメントに関する技術の進歩、及び国際整合性の観点から、それぞれに対応する一致規格が制定・発行されました。

JIS Q 31000:2010 リスクマネジメント-原則及び指針
JIS Q 0073:2010 リスクマネジメント-用語

JIS Q 2001は廃止とされましたが、JIS Q 31000の附属書には、これまでJIS Q 2001を活用してきた組織の利便性を考慮して、JIS Q 2001とISO 31000との関係性について記載されています。