ルール形成戦略研修のご案内 | 日本規格協会(JSA)
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ルール形成戦略研修のご案内

趣旨

 近年、環境分野やデジタル等に関する技術・サービスの開発競争が激しさを増す中、気候変動・人権・資源循環経済(サーキュラーエコノミー)などの世界的な社会課題解決を起点に、国際標準化をはじめ、規制・標準・ガイドライン等のルールの再編・新設を巡る動きが国際的に活発化しています。
 自社の重要課題に照らして重要度の高いルールの形成に、能動的・戦略的に参画・関与することは、持続可能な社会を前提に競争優位の長期的な発揮を図る観点からも有益です。
 ルール形成戦略を経営・事業戦略に組み込むためには、企業において経営・事業戦略に携わる方々等がルール形成戦略を理解することが極めて重要です。
 国際標準化業務に携わる方に加え、経営企画や事業戦略を担当する方、営業企画部門・研究開発部門等に所属される方にも是非この機会にルール形成戦略についてご理解を深めて頂き、ご自身の担当業務や組織の活動に生かして頂きたいと思いますので是非ご受講ください。

※今年度は、あと二回、①3月4日(月)開催分と、②3月8日(金)開催分がございます。どちらか一方にお申込み下さい。

概要

  • 開催日:① 2024年3月4日(月)9:30~17:30
  •     ② 2024年3月8日(金)9:30~17:30
  •     ※どちらか一方にお申込み下さい。

  • 場 所:ビジョンセンター田町(予定)
  •     東京都港区芝5-31-19(田町駅徒歩3分)

  • ぜひ受講いただきたい方:
    •  ・経営企画、事業戦略立案等に携わっている、もしくは今後携わる可能性がある方
    •  ・経営企画部、事業企画部等に所属している方
    •  ・技術開発部や知財部、品質保証部等で標準化に携わっており、市場戦略アプローチを学びたい方
    •  ・社会課題解決型事業の開発・拡大に取り組む方
    •  ・標準化活動や渉外活動に熱意を持って取り組んでいる方 等

  • 定 員:各回ともに20名前後
  • 主 催:経済産業省
     ※本プログラムは、経済産業省から一般財団法人日本規格協会が受託して実施する事業です。

  • 参加費:無料
詳しくは、募集要項①(3月4日開催分)及び募集要項(②3月8日開催分)をご確認ください。

応募方法

応募用紙
応募用紙記入例

締 切:2024年2月16日(金) 【受付を締め切りました】
提出先:stad@jsa.or.jp

① 3月4日(月)開催 プログラム及び講師

  • 開催日:2024年3月4日(月)9:30~17:30
  • 場 所:ビジョンセンター田町(予定)
  •     東京都港区芝5-31-19(田町駅徒歩3分)
  • 募集要項① 応募用紙

  • 締 切:2024年2月16日(金)【受付を締め切りました】

時間 内容
1 9:30-10:10 基礎講義

ルール形成戦略 概論

〇「ルール形成戦略」および「ルール形成型市場創出」の基礎と、日本企業にとっての重要性・必要性を学ぶ

・解 説:なぜ今ルール形成戦略が重要なのか
「ルール形成型市場創出」とは何か

・解 説:標準化を活用した市場創出の事例

2 10:10-11:30 個人+グループワーク ミニ演習:ルール形成による市場創出機会

・個人ワーク:身近なルールを変えることによる市場創出機会の検討

・グループワーク:個人ワークの検討結果の共有、ブラッシュアップ

3 11:30-12:00 講義

産業プロデュース+ワークの進め方説明

4 13:00-14:10 グループワーク
  • 【事業構想づくり】社会課題起点の事業構想づくり

  • 〇ルール形成を進める際の“大義”となる社会課題解決を起点に市場創造機会および事業構想を考えるプロセスを学ぶ

    ・ワーク:社会課題の切り取り

    ・ワーク:社会課題解決とビジネスの結びつけ

5 14:10-15:20

【ビジネスモデルの検討】市場創出に向けたビジネスモデル検討

〇市場における利益創出のためのフックと回収エンジンを設計し、自らの強みを生かしたビジネスモデルを構築するプロセスを学ぶ

‧ ワーク:バリューチェーンやステークホルダーの全体像の特定

・ワーク:市場で利益を創出するためのフックと回収エンジンの設計

6 15:20-16:30

【ルール形成戦略】ルール形成戦略の策定

〇ルール形成戦略の策定プロセスや、既存の関連ルールを調査する際のノウハウを学ぶ

・ワーク:関連する既存ルールを理解した上で、市場を創出し、自社の優位性を築くために必要なルール形成の方向性を検討

・ワーク:ルールを成立・普及させるための戦略を立案

7 16:30-17:10 【総合議論】様々なビジネスモデルに対応した戦略の相互理解

〇立場や視点の違いから生まれるルール形成戦略の差について、グループごとの発表とディスカッションにより理解する

‧ ワーク:各グループが構築したルール形成戦略の発表と質疑応答

8 17:10-17:30 振り返り/まとめ

〇本研修と実務との架け橋~Next Stepに繋げる~

・解説:講師の得た気づきや今後の検討課題

・受講者発表:本研修を通じて得られた学びや感想の共有


※開催回毎に若干内容が異なります。


講師紹介

鈴木 一矢
株式会社ドリームインキュベータ執行役員。ノースウェスタン大学ケロッグスクール経営学修士(MBA)。ソニー株式会社、ブーズ・アンド・カンパニー(現PWC Strategy&)を経て、株式会社ドリームインキュベータ(DI)に参加。「インベンションをイノベーションに」をライフワークとし、ソニーではディスプレイデバイスの新事業開発、ビジネススクールでは大学発のナノテク・ベンチャー立上げに関与するなど一貫して事業創造に取組む。DIでは、様々な業界の企業に対してルール形成を絡めた新規事業開発の支援に従事。また日経BP主催の「CTO30会議」「ビジネスプロデュース会議」など様々なセミナー/研修の企画運営や講師も務める。

② 3月8日(金)開催 プログラム及び講師

  • 開催日:2024年3月8日(月)9:30~17:30
  • 場 所:ビジョンセンター田町(予定)
  •     東京都港区芝5-31-19(田町駅徒歩3分)
  • 募集要項② 応募用紙

  • 締 切:2024年2月16日(金)【受付を締め切りました】

時間 内容
1 9:30-10:10 基礎講義

ルール形成戦略 概論

〇「ルール形成戦略」および「ルール形成型市場創出」の基礎と、日本企業にとっての重要性・必要性を学ぶ

・解 説:なぜ今ルール形成戦略が重要なのか
「ルール形成型市場創出」とは何か

・解 説:企業の取組事例

2 10:10-10:30 ワークの進め方説明/ケーステーマの発表
3 10:40-12:00 グループワーク+解説

創出を狙う新市場のデザイン

〇新市場創出や市場シェアの獲得のためにルール形成を活用する上で必要な「エコシステム」を把握し、バリューチェーンやステークホルダーの全体像を特定するプロセスを学ぶ

・ワーク:想定するエコシステムの描画

・ワーク:ステークホルダーの洗い出しと障害の特定

・解説:ビジネスエコシステム戦略

4 13:00-14:20
  • 市場創出に向けたルール形成戦略の検討

  • 〇市場創出するためのルール形成戦略を検討し、解決すべき社会課題の特定やコンセンサスを形成するプロセスを学ぶ

    ・ワーク:解決すべき社会課題と大義の特定

    ・ワーク:社会的コンセンサスの形成

    ・解説:ソーシャル・イノベーションの要諦

5 14:30-15:50

市場を拡大し、利益を獲得するためのルール形成戦略の策定

〇市場を拡大させるオープン戦略、利益を獲得するためのクローズ戦略を連動させた、ビジネスモデルモデルとしてのオープン&クローズ戦略を学ぶ

・ワーク:オープン&クローズ戦略を立案

・解説:オープン&クローズ戦略とCSO(標準化責任者)の役割

6 16:00-17:00

事前課題のケース討議

〇講義全体の振り返りのために、中小企業のケースを題材に、ソーシャル・イノベーションを実現するためのプロセスを学ぶ

・ワーク:ケースの討議

・解説:ケースの説明とディスカッション

7 17:10-17:30 振り返り/まとめ

〇本研修と実務との架け橋~Next Stepに繋げる~

・解説:講師の得た気づきや今後の検討課題

・受講者発表:本研修を通じて得られた学びや感想の共有


※開催回毎に若干内容が異なります。


講師紹介

糸久 正人
法政大学社会学部/同大学院公共政策研究科・准教授/ソーシャルイノベーションセンター・センター長。技術経営およびイノベーション・マネジメントが専門。標準化・ルール形成戦略の観点から、グリーンイノベーション、自動運転、バイオものづくり、ドローン等、幅広い技術分野の専門委員を歴任している。経済産業省、NEDO、日本生産性本部、日本能率協会などで様々な研究講師を務める。


お問合せ先

⽇本規格協会 標準化コンサルティングユニット ルール形成戦略研修事務局
E-mail:stad@jsa.or.jp  TEL:050-1742-6025