ICカードは、CPU付きの多目的カードであり、1枚のカードに複数のサービス(アプリケーション)を格納できるものです。ICカード内の複数の専用アプリケーションを識別するためにアプリケーション識別子(AID)が設定されます。このAID設定のために必要となるのが“アプリケーション提供者登録識別子(RID)”であり、RID登録制度が、カードシステムの信頼性をサポートしています。
ICカードには、ISO/IEC 7816-5:2004(Identification cards — Integrated circuit cards — Part 5:Registration of application providers (ICカード―第5部:アプリケーション提供者識別子の登録))に基づいて、国際的に運用されるもの、又は、国内だけで運用されるものがあります。国内だけに運用されるサービスについては、当協会が登録業務を行っております。
※注釈 JIS X 6320-5:2006は2021年5月20日に廃止されました。