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2017.8.1
駅の改札の案内音





ピンポーン♪
駅の改札で誰もが耳にしたことがあるその音。目の不自由な人に改札の位置を知らせる案内音の1つだ。ほかにも、トイレの入り口で男子トイレと女子トイレの位置を伝える音など、我々の日常風景に多数溶け込んでいる。

場所や方向を示す公共空間の案内音は日本工業規格(JIS)で規定されているのをご存じだろうか。駅ごとや鉄道会社ごとに音を好き勝手に使用されては、利用者が混乱しかねないからだ。

そもそも音には、聞いた時に発生源の位置が特定しやすい音と、特定しにくい音があるという。分かりにくい音で案内しても、利用者にとっては無意味だ。
そこでJISを制定して、案内音のルールを統一している。具体的には、1フレーズは原則5秒以内、フレーズ間の無音時間は2秒以下、一番低い音の周波数は100ヘルツ以上1000ヘルツ以下など細かく決められている。すべては目の不自由な人や高齢者が聞き取りやすくするためだ。

案内音は「アクセシブル・デザイン」の1つだ。アクセシブル・デザインとはできるだけ多くの人が使えるように配慮した設計を指し、JISも多く制定されている。駅などの公共施設内にある個室トイレの構造も共通ルールが存在する。

便器の洗浄ボタンや呼び出しボタンの形状・色・配置をはじめ、トイレットペーパーを据え付ける紙巻き器の位置すら仕様が決められている。障害者に限らず、老若男女が幅広く使いやすい構造を目指す。

変わり種としては、障害者が参加する会合の留意点を定めた「アクセシブル・ミーティング」がある。車いすの動線確保であったり、必要な情報を伝達する支援機器の配備であったりと、障害者への“思いやり”を具体化した内容だ。

誰もが毎日接しているが、あまり気づかれていない生活の中の標準規格はまだまだある。

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